library(jpgrid)
library(tidyverse)
<- 6668
JGD2011
|>
grid_city filter(city_name_ja %in% c("千葉市中央区", "千葉市花見川区", "千葉市稲毛区")) |>
grid_as_sf(crs = 6668) |>
ggplot(aes(fill = city_name_ja)) +
geom_sf() +
scale_fill_brewer(palette = "Set2")
このアプリについて
R Shinyを使って地域メッシュデータを使うためのWEBアプリをつくってみました.
地域メッシュとは,経度・緯度にもとづいて(日本の)地域をほぼ正方形のメッシュに分割したもので,統計データの集計区分としてよく利用されています.
今回つくったアプリは,Rパッケージのjpgridパッケージの機能の一部を提供しています. このアプリの提供機能は以下の通りです.
- 市区町村別の地域メッシュデータ生成
- メッシュ文字列を含む表データから地域メッシュデータ生成
- 経度・緯度を含む表データから地域メッシュデータ生成
アプリの提供機能について
市区町村別の地域メッシュデータ生成
総務省統計局の公開する市区町村別メッシュ・コード一覧から市区町村別のメッシュを取得します.
以下のような手順で市区町村別のメッシュを生成・保存できます.
- 都道府県を選択(複数選択可)
- 市区町村を選択(複数選択可)
- メッシュサイズ(1 km/10 km/80 kmのいずれか)を選択し「メッシュ表示」を押す
- データ形式(GeoPackageまたはCSV)を選択し「ダウンロード」を押す
jpgridパッケージでは,grid_city
データで市区町村別メッシュデータが提供されています.
以下のように,市区町村別メッシュデータを図示することができます.
メッシュ文字列を含む表データから地域メッシュデータ生成
以下のような手順でメッシュ文字列を含む表データから地域メッシュを生成・保存できます.
- データを選択(CSVまたはExcel)
- メッシュ文字列の列名を指定(地点IDも指定可能)し「メッシュ表示」を押す
- データ形式(GeoPackageまたはCSV)を選択し「ダウンロード」を押す
jpgridパッケージでは,parse_grid()
で文字列から地域メッシュを生成することができます.
経度・緯度を含む表データから地域メッシュデータ生成
同様に,以下の手順で経度・緯度を含む表データから地域メッシュを生成・保存できます.
- データを選択(CSVまたはExcel)
- 経度(X)・緯度(Y)の列名を指定(地点IDも指定可能)し「メッシュ表示」を押す
- データ形式(GeoPackageまたはCSV)を選択し「ダウンロード」を押す
jpgridパッケージでは,coords_to_grid()
で文字列から地域メッシュを生成することができます.
おわりに
R Shinyで作成した地域メッシュデータのためのWEBアプリについて紹介しました.
WEBアプリの作成に利用したjpgridパッケージでは,このアプリで提供していない様々な機能が提供されています.詳しくは,こちらをご覧ください.
例として,ジオメトリをメッシュに変換するgeometry_to_grid()
などがあります.
ぜひ地域メッシュデータの分析にjpgridパッケージも活用してみてください.
<- rnaturalearth::ne_countries(country = "japan",
japan scale = "medium",
returnclass = "sf")
<- japan |>
grid_japan geometry_to_grid("80km") |>
::first() |>
dplyrgrid_as_sf(crs = sf::st_crs(japan))
|>
japan ggplot() +
geom_sf() +
geom_sf(data = grid_japan,
fill = "transparent")